いま、全国の自治体で人口が減っています。増えているのは、宅地開発に成功した山間部や阪急沿線など、その他は軒並み緩やかな減少傾向にあります。この大きな流れの原因は少子化。合計特殊出生比率が1.3ポイントを下回っており、この数字そのものも年々少なくなっています。

 少子化問題は国の所管ですが、地方自治体も手を拱いて傍観しているだけではいけません。住民獲得のための自治体間競争をしなければならない時代に突入しているのです。しかし、ここでの自治体間競争とは隣の市との競争ではなく、もっと広域で取り組んでいかなければならない範囲であることをご理解下さい。

 高石が組む広域は泉州です。北摂や阪急沿線に比べ、人口が移り住むのに「地の利」では不便なこの地に、どのようにすれば人口が移り住んでくれるのか。ちなみに大阪のライバルは東京です。その点において橋下知事の戦略というものは期待したいものがあります。

 泉州はやはり関西空港の浮上なくして人口減少の地盤沈下の波は止める事はできないでしょう。伊丹との一体経営が示されましたが、世界の玄関口(当初の約束通り)としての機能を持たなければなりません。カジノも良いアイデアだと思います。余談ですが、世界ではカジノは治安向上に役立つものです(韓国を除いて)。カジノへのアレルギーは理解できますが、法整備を如何様にするのかが治安を良くするも悪くするも、そこが鍵です。

 さて、最近は「住民サービスの低下」が人口流出を招いているという主張がよく見受けられます。おそらく0.01%ぐらいの方はそうなんでしょう。しかし、私は「あそこの町は住民サービスが低下しているから引っ越すの止めた」という人に会った事がありません。余りにも問題の本質を無視しすぎたロジックです。情けなくも、新婚補助制度を行っていた高石で人口が減り続けているのが、その事をシニカルに物語っています。

 http://note.masm.jp/%C2%AD%A4%CB%A4%E8%A4%EB%C5%EA%C9%BC/ チャールズ・ティブーの「足による投票」も有名ですが、これは単なるメカニズムであって現実の世界では当てはまりません。

 さて、本題。高石の人口流出問題をどう防ぐか。たとえ関西空港が世界のスーパーハブ空港になっても、泉州以南が大都市になっても、高石市が素通りされては全く意味はありません。引越し世代の中心にいる私が思うに、高石は「ブランド=まちの魅力」に決定的に不足してます。「ブランド=まちの魅力」とは何なのか。それは、まずは「特色」。特色を作り、人を惹きつけ、定着させれば、それはブランドとなります。

 高石は特色がないと良く謂われます。だから、その特色を作っていく作業こそが、私は人口流出を防ぐ最良策であると考えています。

  

 以前、商工会議所で工場夜景や貝細工(昔の高石の名産品)などを検討してみましたが、まだ道半ば。気の遠くなるような作業ですが、今しておかないと、将来世代にツケを回すことになる。私の考える「高石ブランド」も「子どもにツケを回さない」政策なのです。

 他市に住む人が「高石といえば○○」と連想できるぐらい、先入観に植え付け、かつ、啓発していかなければなりません。

 泉大津は、フェニックスでのコンサートや池上曽根遺跡での盆踊りも始めました。高石も開拓しなければ。しかし、正直、何が正解か分からない分野です。先人も試行錯誤してきました。このままボヤッとしていたら、高石は埋没してしまいます。

 そうならないため、暗中模索してでも、行動してまいります!

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