参考(前回のブログ→ http://hatanakamasaaki.net/news/?p=1881 )

教育については、他の議員からも多元的・多面的な指摘や提案がされているところでございます。
学力・スポーツ・道徳・いじめ対策など、あらゆる観点から高石市の子供達の教育力の向上に向けて取り組んでおられますが、
あるひとつの要素をもっと重要視してほしいと私は考えています。

それは「遊ぶ力」です。

子供達同士で自由に遊ぶことは、コミュニケーションの基礎を養うのに非常に有効です。
友達にイジワルしてしまったら、なかなか素直になれないけど、悪いことしてしまったという気持ちがあるから謝らないといけない。
年下の子供が軽いケガをしたら保健室に連れて行ってあげる。
鬼ごっこなどの与えられたルールだけで遊ぶのではなく、自分たちで遊びを発明、進化させていく。
なにかしらのバトルに勝利するために友達と一緒にチームを組んで協力し合う、など。

子供達が自由に、元気に遊ぶということは、社会人に必要な基礎力を養ううえで必要な要素が満ち溢れています。

注目すべき調査結果があります。

平成18年、経済産業省では「社会人基礎力」というものを提唱しました。
「社会人基礎力」とは「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎力」ということで、
具体的には「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の三つが示されており、
これらの力をうまく活用できる人材が今、社会で求められているとのことです。

そして、民間企業入社歴2~4年の若手社員にこのような社会人基礎力に自信がありますか?と聞いて、
「自信がある」と答えた9割近くの方々が、その理由に「子供のころの集団遊び」と挙げておられます。

社会人基礎力 → kisoryoku_image

子供達は集団で遊ぶ環境下で、コミュニケーションやリーダーシップの取り方、協調性などを自然に学び、身につけていきます。

ところが、現在では、子供達が自由に遊べる環境が激減しています。
公園ではボール遊び禁止と書かれた看板、変質者による気味の悪い事件の増加、
挙句の果てには学校の放課後も校庭で遊べなくなっているという現状です。

自由に遊ぶことでコミュニケーション能力の基礎を培ってきたのに、
大人の都合で子供達の育つ場が阻害されていることに、
私たち一人一人が気付かなければなりません。

そこで、確認させていただきたいのが、放課後の開放状況についてです。

【答弁】
※オレンジ太文字が前回からの変更点
羽衣小が「全学年→3~6年生」に変更

学校名 学年 備考
高石小 4~6年生(月~金)、3年生(木) 1~2年生は一斉下校
羽衣小 3~6年生(火・木・金) 月・水は会議
高陽小 全学年(月~金)
取石小 2~6年生(月~金) 1年生は一斉下校
東羽衣小 4~6年生(月~金) 1~3年生は一斉下校
清高小 全学年※学級単位(月~金)
加茂小 全学年 6時限目のある日のみ

 

【質問】
羽衣小の開放状況が前回より悪化していますね。

昨年9月の質問以降、高石市内の小学校の放課後を現場調査し、先進市である箕面市の放課後の状況も視察にいきました。
そして、その後の12月議会でも質問をいたしました。

その結果、文部科学省が現在進めている放課後子ども総合プランに書かれている「あおぞら保育」と「子ども元気広場」の一体運用は難しく、
画一的に広げることのできるモデルとは成り得ないという結論に達しました。

それには、ボランティアと指導員の雇用や賃金などの立場の違い、開催日数の大きな開きなどが挙げられますが、
それらを現場だけで埋めるには到底不可能だと現場に伺うことで感じました。

そこで、必要なのは、それらを統括するコーディネーターの配置です。
これは大変なご苦労をおかけする職場になると予想されるのですが、あおぞらと子ども元気広場、
また地域の方々との連携などを総合的にコーディネートすることで、有機的な連携が可能になります。

西宮市の居場所づくり事業では、嘱託員を配置して、日中は学校の運営に携わり、放課後は子供達の安全管理に勤しんでおられるとのことです。
こういった体制を現行の人員配置で可能かどうかは検討していただきたいと思いますが、
これはあくまで提案の事例であって、全ての子供達が放課後に自由に遊べる環境を取り戻すことができれば、手段はどうだっていいのです。

西宮市の事例でひとつ注目すべきは「安全管理は最小限で、事故やケガは自己責任です」と案内がされているところです。
こけて膝小僧をすりむいたり、ケンカしてグーでアタマ叩いたりくらいのことで学校や市の責任だと訴えられるとかの対処を考えている時点で、
この事業の価値は消えてなくなります。

大人の過干渉に邪魔されることなく、子供が逞しく育ってもらえる環境を整備していくこと、
つまりは、かつてあった子供の育ちの場を取り戻してあげることが今こそ必要です。

前向きな検討を宜しくお願い致します。

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