高石市内には7つの小学校があり、そのうち5つの学校に観察池が設置されています。

(高石小、羽衣小、取石小、東羽衣小、加茂小)※清高小は破損中

放置されているようにみえるのですが、
「メダカ、金魚、コイ、エビを飼育しており、理科や生活科の授業で観察に活用している」との答弁でした。

私の提案するポイントは「飼育」という観点です。
エサをあげて、泳いでいる姿を漫然と観察する・・・だけでは環境学習として良質な気づきが得れるのだろうか、という疑問がずっとありました。
申し上げたのは「子供達が主体的に作り上げる生き物の生息空間(ビオトープ)」です。

たとえば、シオカラトンボ。
彼らの移動距離は小学校と小学校のあいだぐらいの距離といわれています。
とあるA小学校で、シオカラトンボが卵を産み、ヤゴが育ち、成虫になるフローが成り立てば、
その学校がシオカラトンボの生息領域のひとつとなるわけです。
B小学校でも同様の観察池を整えてあげると、A小学校で生息しているトンボたちがB小学校にも渡ります。
B校区では見ることのなかったシオカラトンボが学校の内外を問わず飛び交うようになります。
もちろん、シオカラだけではありませんし、他の生き物も影響を受けることになります。(※生態系への影響を鑑み、観察池再生に携わっている専門家の参画は必須)
このように生き物のネットワークが構築されます。
そして、それを担ったのは学校の生徒たち。
つまりは、子供たちによる自然再生というプログラムが今回の提案のキモなんです。

私は、行政や教委が市民になにかを与え続ける関係性は長くはもたないと考えています。
用意された教材を学び続ける生徒たち、どこかの誰かが企画運営してくれた花火大会、行政が作った公園をいわれたとおりに管理する地域住民・・・etc
最初はラクチンでいいかも知れませんが、いつまでも「言われた通りにやるよりも、こうした方が」という考えが出てくるのは自然なことです。
すでに、至る現場で噴出しており、不満にまで変わってきています。
これは勿体ないこと。
多様な市民の考えを調整するのは簡単なことではありませんが、そのエネルギーは余すことなくまちづくりに活用させていくべきです。

今回は「学校の子供」が自発的に楽しみながら「自然の再生」を学習しながら手掛ける事業を提案しました。
高石の子供たちが、まちづくりの一手を担えたことで、成功体験を共有しまちへの思いも醸成できれば・・・というのも目的のひとつ。

今回が初めての提案だったので、もっと勉強して実践していきたいテーマです。
ちなみに、隣の和泉市では取り組み始めているそうです。

 

pps_shiokaratonbo_tp_v

 

▼▼参考資料▼▼

「学校ビオトープ」
http://www.eonet.ne.jp/~shigabiotope/biotope/biotopemain.htm

「和光市ビオトープ日記」
http://ameblo.jp/biotop/

「アサザプロジェクト」
http://www.asaza.jp/

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

コメントはまだありません。

Comment feed

コメントする

*

フェイスブック

pdf文書をご覧になれない場合はAdobe Readerを取得して下さい。

Adobe Readerの取得はこちらから