9月4日に猛威を振るった台風21号への対応について、その問題点を以下のように指摘しました。

  1. 備蓄について

    〇当時の状況

    台風21号ではブルーシートの備蓄をしておらず、市民への配布に時間がかかってしまいました。私自身もブルーシートの必要性を感じたのは、4日の夕方で、遠方の知り合いからの調達を始めたほどです。
    すでに他市では配布されていた状況を考えると、高石市が備蓄していなかったのは今後の反省材料として受け止めねばなりません。
    もちろん、ブルーシート備蓄の必要性を訴えてこなかった議員も同様に受け止めなばなりません。

    〇なぜ、備えてなかったのか?
    大阪府の備蓄方針が定められていて、食糧や毛布、おむつ、簡易トイレなどの11品目があります。その備蓄方針にはブルーシートが記載されていないので、備蓄をしてなかったとのことでした。
    しかしながら、府の備蓄方針には粉ミルクなどの消費期限が短いものがあり、ローリングストック(使って買い足す)が困難です。
    高石市では、「哺乳瓶はあるけど、粉ミルクが備蓄されていない」という現状です(購入を検討しているが、また消費期限を迎えると思われます)。
    液体ミルクの導入が検討されていますが、府の備蓄方針が現場で実際に必要なものを示しているとは言い難いです。

    〇ブルーシートも配ればいいというものではない
    雨漏りを防ぐためにブルーシートを屋根や壁に敷く作業は危険が伴います。
    私も今回、数軒のお宅を施工しましたが、やっぱり屋根に登るのは怖い・・・です。
    また、無料配布だから被害ないけどもらっておこうという方や、雨漏り修理の営業も回っていたりと、このブルーシートをめぐる問題は複雑でした。
    地域の施工業者と連携できないものか・・・今後の検討課題です。

  2. 情報伝達について

    〇最大の問題台風21号で市民から叱られた内容でいちばん多かったのが、「情報が入ってこない」ということです。
    ブルーシートの配布も、台風ゴミの回収も、ホームページや自治会長に連絡するという手段のみで、他にも使えるはずの防災無線や広報掲示板、自主防災組織への無線機、Facebook、エリアメールなどの伝達ツールは使われることなく、結果、「何も知らない」という市民がたくさんおられました。
    役所よりも自由に動ける議員が各自のHPやSNS、口コミなどで情報発信に努めておられましたが、限界があります。
    私たち議員も発信できるのは「知り合い」に限られてしまう傾向にあるので、平等に情報が行き渡らないというデメリットもあります。
    基本は、市役所が使える情報伝達ツールを最大限に駆使して、市民に情報を伝え、不安を少しでも払拭させていくのが役所の務めです。

    〇基本はアナログネットがない、携帯もってないなどのケースの方は、HPの発信やエリアメールといったデジタル発信だけでは情報が届きません。
    なので、平等に情報を伝達させていくためには、防災無線や広報掲示板でのアナログが基本であるべきです。
    ただし、アナログは情報の迅速性と拡散性には弱く、そこにはデジタルのSNSなどで補完しなければなりません。
    いずれにせよ、情報を受け取るツールが千差万別なので、あらゆる情報伝達ツールを活用しなければなりません。

  3. 市民からの問い合わせについて

    〇ほんらい専念すべき業務に「役所に電話してもつながらない」こういった声も多かったです。
    役所がほんらい伝えるべき情報を発信していないのだから当然です。
    台風通過後、役所への問い合わせは平常時の倍だったそうです。
    市民からの問い合わせへの対応も必要ですが、それに忙殺されて、ほんらい果たすべき復旧作業が疎かになってはいけません。
    特設の相談窓口の設置やコールセンター業者との協定などを提案しました。
    ちなみに、台風24号への対応は特設相談窓口(6回線)を設置するとのことです。

  4. BCP(事業継続計画)について

    〇役所の職員も被災者そもそも為すべき業務ができるのかどうかを考えなければなりません。
    もっと大きな災害なら市役所にたどり着けない職員もいるだろうし、指揮監督が発揮されない場合もあります。
    また、役所がおこなう業務は復旧業務だけではなく、通常の業務も継続しておこなわなければなりません。
    このBCPが機能されなければ、役所のどの部署の職員が、何をやっていいのかが分からない状況になります。
    発生後3時間以内に確認すべきこと、翌日に確認すべきことなどを明記したマニュアルの策定にむけて提案しました。
    基本計画はできているものの、その計画の策定にどれだけの職員が当事者意識をもって関わったのか、じっさいに運用できるのかなど、要確認事項がたくさんあります。

  5. 台風24号について

    〇いち早い対応昨日(9/26)の本会議で24号以降の台風への対応を質問しましたが、具体的な答弁は得られませんでした。
    しかし、早速、以下のようなFAXが送られてきました。
    ※まだ決定事項ではありません。台風の進路などで変更する場合があります。あくまで内示的な内容とご理解ください。
    その後、FAXの内容は、未確定で拡散をしないようにと指摘を受けましたので、削除をさせていただきました。
    大変、失礼しました。
    また、市のホームページでも情報発信されています。
    (http://www.city.takaishi.lg.jp/kinkyu/taihujohou.html)
    近隣市と比べても迅速な対応です。このまま、先手を打った対応で、被害を最小限に食い止めて欲しいと思います

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