6月議会が閉会。議案そのもののボリュームは少なく、スムーズに審議が行なわれた。

 ただ、行政から国民健康保険の財政運営を健全化する計画が発表された。国保の財政悪化は、財政健全化4指標の連結実質赤字比率に直接的に影響するので、悪くなればなるほど、夕張市のような財政破綻に一歩一歩近づいてしまう。水道事業会計の黒字部分で国保の赤を賄っているのが現状。

 国保財政の負債は、平成21年度(見込み)累積11億2743万4000円。平成19年度までは、少しずつ累積赤字を減らしてきたのだが、平成20年度からは一転。今まで返済してきた分を飲み込んで、累積赤字が一気に膨らんだ。

 

 原因は、府からの支出金が減ったり、昨年のインフルエンザワクチンで医療費が高くなったりとのこと。

 そんな要因は予測不可。国保の保険料は、必要な医療費から逆算されて算出される。単純にいうと、医療費が高くなれば、保険料も高くなるし、安くなれば、負担も安くなる。

 ただし、被保険者が事業者やサラリーマンを退職された高齢者のため、少ない掛け金で多額の保険料支出をしているのが、日本の国保の制度的限界を示唆する現状。だから、少なくとも一人一人の掛け金を上げることをしなければならない。ということは、保険料が高くなるということ。

 しかし、医療費が高いという現実も抑えておかなければならないポイント。よく言われるのが、病院のサロン化である。どこかの学者がこんなことを言っていた、「少しヤンチャな中高生はコンビニにたむろするが、高齢者は診療所にたむろする」。やや、言い過ぎな感も否めないが、実際に台所で手をうった程度で、外科の診療所の門を叩く方もおられる。

 もちろん、慢性な病だったり、病気になったり、ケガをされたら、病院に行かなくてはならないのだが、それでも病院に行き過ぎる現状があるのではなかろうか。

 実際に、高石の医療費は大阪府下でも高い位置にランキングされている。

 H20診療費ランキング

 1位 岬町  2位 高槻市 3位 島本町 ・・・ 9位 高石市

 ※ちなみにH12は、2位

  

 病院に行かないでと求めることはできないが、サロンのように病院通いすることで、被保険者の負担が益々増加することに、少しだけ考えをめぐらせて欲しいと思います。

 

 例えば、ジェネリック医薬品を使えば・・・はしご受診をしなかったら・・・など、様々なやり方がある。

 また、根本的解決に向かうには、制度的矛盾を解消しなければならない。国保の広域化や法改正なども必要ですが、ソフト面(ヒトの意識の部分)でも変えていかなければならない。

 

 高石市民の国保財政へのご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

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