泉北環境組合の監査を拝命する予定(・・・正式には明日)です。

私が監査で留意している点は「厳しくチェックし過ぎて現場の負担を必要以上に作らない事」です。
厳しくしようと思えば、いくらでも厳しくすることは可能です。

監査の事務局は、もちろん公務員なので自治体規模が違えばチェック体制の規模も自ずと変わります。
高石市では「監査委員2名」につき事務局が5~6名体制ですが、
泉北環境組合では「監査委員2名」につきたったの1名。
そこで、高石市と同じようなチェック体制を事務局に求めても、
結局は事務局の負担が過大になってしまい、本来すべきチェックが疎かになります。

とは言いつつも、「忙しくてできませんよ」という言い訳に唯々諾々としていてもいけません。
負担を強いてでも、内部統制を強化すべき時もあります。
ならぬことは、ならぬものなのです。

監査をするなら、ここの見極めが実に肝腎なところ。

この見極めができていて深刻な不備が起こってしまったとき、それは「チェック体制の甘さ」だけではなく、「その事務を処理するうえでの適正な規模でなかった」というそもそもの原因も考えねばなりません。

たとえば
決定的に残念な元兵庫県議の件で、議会事務局を責め立てるなら、89名もの政務活動費の領収書をチェックする事務局の適正規模も同時に考えてあげるのが、問題解決のための筋だと私は思います。

「何某当時倹約を細かに仕る由申し候へば、よろしからざる事なり。
水至って清ければ魚棲まずと云ふことあり。
およそ藻がらなどのあるにより、その蔭に魚は隠れて、成長するものなり。
少々は、見逃し聞き逃しある故に、下々は安穏なるなり。
人の身持ちなども、この心得あるべき事なり。」

山本常朝「葉隠」より

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