畑中政昭公式webサイト

ひきこもりに寄り添える社会へ

今まで見ようとしてこなかった「ひきこもり」を一般質問で取り扱いました。

書くことも恥ずかしいですが、彼らにたいし「自己責任論」を押し付けていた考えが、心のどこかにありました。

でも、「一度つまずいたら、誰からも手を差し伸べてもらえない社会」が顕在化していくにつれ、また、「思い切った挑戦すらできない現状」を変えないといけないという考えが強くなりはじめ、夏頃から自分の考え方を変え続けました。

そんな不勉強な私が、議会でこの問題を取り上げるに避けられないのは「当事者の声を直接聞くこと」です。

「なぜ、働けないのか?」と少しでも思ってしまっていた私が、当事者とお会いして、話をするのは、実はとても怖いことでした。

名刺交換させてもらって、その場所に行くのにも勇気が必要なぐらい。

「怒られても、落胆されてもいいから、とりあえず行こう」とある意味、開き直って、その場所に訪れると、とても喜んでくれました。

その時に、受け入れてくれる喜びを改めて感じたのです。

母からも、学校の先生からも、友人からも、妻からも、同じような喜びを受けているのに、改めて「受け入れられる大切さ」を感じました。

そんな「一度、つまずいた人たち」を社会は受け入れているのか?
市役所は受け入れて対応しているのか?
友人は?
職場の人間は?

家族は?

今回の質問は、原稿を作って、職員の答弁を確認するだけで終わらず、当事者の人たちにも読んでもらって、さらにアドバイスをもらって、さらに原稿を作り直しての、当事者の方々と一緒に練り込んだ質問です。

とはいえ、終わってみると、まだ不完全燃焼。

これからも取り組み続けなければならないテーマです。