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日進月歩NO.7

日進月歩7

 生活保護の不正受給問題、公民の給与格差、悪質な給食費滞納、政治家の権力濫用、孫子の世代へ確実に回ることになる「借金」「年金問題」「原発問題」などの過去のツケ・・・社会には数えきれない「不公平」があります。そして、それを糺(ただ)すのが私たち政治家の使命です。

 しかし、それらの不公平は自然発生的にできあがったものではなく、一部の人たちの意図的に、かつ、利己的に作られてきました。制度そのものの問題があったかもしれませんが、それを使うのはやはり「人」です。そして、それらの既得権益を囲い続けているのも「人」です。私たち政治家は公平な世の中の実現のため、それらをひっぺ返す覚悟というものを社会から必然的に要請されています。

 それには多くの抵抗があります。「選挙に通らなければ」という政治家の弱みに付け込んで、しがらみを増やそうとしてきます。また、ネットなどで圧力をかけてきます。当然、私たちはそれらに負けない政治家にならなければなりません。それに阿ってしまっては、6万人の高石市と、これまで高石市を築き上げてきた先人たちに顔向けできません。

 私の議会での発言、議会外での活動は、この「不公平を糺す」という軸を基点において行動しております。私の胸にあるのは高石6万人の未来のために自分の使命を果たすということのみです。

 官 民 の 給 与 較 差 の 是 正 を 

●高石市の給与格差は年収ベースで約1.8倍。

平成19年、総務省より「官民の給与格差を縮小しなさい。」と通達があったにもかかわらず、現在の高石市の給食調理員の平均給与月額は約41万円、それに較べて、民間は約27万円と約1.5倍という給与格差が是正されずに残っています。年収ベースでは官が約657万円、民が約370万円と、その開きは約1.8倍に膨れます。そして、これは(給与月額ベースで)大阪府よりも約7万円、国よりも約10万円高い給与水準になっております。
 私はなにがなんでも公務員の給与を下げるべきだと考えておりません。しかし、左記のように民間給与との差が著しく離れている現状は、市民理解が得られにくく速やかに是正していくべきだと考えます。

●提案:俸給表を分離すべき。

 国と府が高石市よりも低い給与水準になっているのは、一般行政職(窓口業務や管理職など)と技能労務職(給食調理員や土木の技術関係など)とで俸給表が分離されているからです。府や国のように高石市も公務員の給与を決める俸給表を一般行政職と技能労務職とで分離すべきだと提案しました。
 また、給食調理などコストが低くなるうえ、サービス向上も期待できる分野においては民間にゆだねるべきです。

●頑張ってくれている公務員の矜持を護るためにも。

 今まで、特殊勤務手当の項目削減、基本給カット、わたりの廃止、退職手当の引き下げなど、高石市は給与格差是正に向けて1歩も2歩も踏み出してきたのも事実です。しかし、1枚ずつ既得権益を剥がしていっても、まだまだ不公平な権益が残っているのが現状。地域の物価によって変動される地域手当というものも高石市は泉州でイチバン高い割合です。
 一方で、公務員は税金を預かる大切な仕事なので、あまりにも待遇が悪いのもマズイことです。彼らが高コストになるのは役割上、仕方のない事です。だからこそ、公務員が果たす仕事を選別していくべきなのです。
 また、夜の9時過ぎまで市役所に灯りがついていることもあります。頑張っている彼らの矜持を護るためにも、市民からの信頼関係を構築しなければなりません。信頼していただくためには、一定の公平性は不可欠です。だからこそ、官民の給与格差などの不公平を糺す意味があるのです。市民に信頼してもらえる市役所を作るために、まだまだ今後も追及してまいります。

 障 が い 児 保 育 の 充 実 を 。 

●持続可能な松の実園の在り方に向けて。

障がい児の通園施設である「松の実園」は、法改正により平成27年4月1日までに保育所等訪問支援と障害児相談支援という新たな二つの機能を付けなければならなくなりません。
 保育所等訪問支援とは、松の実園から訪問支援員を各保育所等に派遣し、障がい児本人と訪問先のスタッフへの支援をするというもので、障害児相談支援とは、通園していない一般の方でも相談できる体制を構築するというものです。
 いずれも必要な機能ですが、これらを付けるのに現場同士の連携や保護者への混乱など様々な問題が予想されます。なかでもイチバン大変なのが部屋の問題。いまの松の実園では、現状のサービスを行うだけでも施設が狭く、部屋が十分とはいえない状態です。施設の設置基準を満たすために子ども用の低い棚を間仕切りに使っているほど。新たな機能である相談支援を行うには、確実にもう一つ「相談をおこなう部屋」が必要です。
 そこで、縦割りの枠組みを超えて隣接する老人福祉センターの空き部屋を活用するように提案。答弁では、検討段階まで進んでいるようですが、これからも本市の障がい児保育の充実が図れるよう取り組んでまいります。

※詳しくはコチラ→「障がい児保育の充実」

 ち ゃ ん と し  た 日 本 語 を 取 り 戻 そ う 。 

●日本語教育にもチカラを入れるよう要望。

言語は国家、民族の基底文化が集約されたものであり、日本語を話すということは日本人としての感性が養われるということに繋がります。実際に、寒冷地で暮らすイヌイットや砂漠ですむ民族など言語はその暮らしがかたどってきたツールとなっています。
 国際人としての教養を高めるための英語教育も大切ですが、先進国のほとんどは母国語を中心にして他国語の習得をおこないます。
 日本語の乱れが社会問題となってきていることから、国語教育の充実を図るために日本語の母語である「やまとことば」を子どもたちに伝え、日本語の面白さ、深さを知ってもらい、言語を大切にする意識高揚に向けて提案をしました。
 学習指導要領も新しくなり、伝統文化の尊重ということが大きくクローズアップされ、小学校国語では、伝統的な言語文化に関する指導が重視されるようになりました。目を覆うような痛ましい事件が多発していたり、義務も果たさず権利主張ばかりする自己中の増加などの問題が、社会を行き詰まらせています。
 百人一首、和歌や短歌など日本語のもつ「和の心」に触れて、根本から教育を立て直す必要があります。その一歩を踏み出す為に日本語教育の充実を提案致しました。

※詳しくはコチラ→「日本語教育の充実について

 

【PDFのデータ】

表面 ・・・ 日進月歩NO.7

裏面 ・・・ 日進月歩NO.7裏

 

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