» 2013 » 1月

海底窪地というのをご存知でしょうか。

高石にある臨海工業地帯などの埋め立て地に要する土砂を、海底から取ったあとにできる凹形の窪地のことをいうそうです。

海底窪地には、自然発生したものと埋め立てに使われたものの2種類あり、後者の埋め立てに使われた窪地が、自然環境に重大な悪影響を及ぼしております。

この窪地の内部では流動が滞留し、海水交換が悪く、無酸素化や硫化水素などが高濃度で存在する劣悪な水質環境になってしまいます。赤潮や青潮の発生原因ともいわれています。この硫化水素などが風などで湧昇し、魚などの生態系に壊滅的な打撃を与えてしまいます。

 

これは、大阪湾がいつまでも「汚い海」というイメージを払拭するためにも、また、漁業で生計を立てておられる方々の死活問題であることから、近年、この窪地の埋め戻しが行われております。

もちろん、数のように、浜寺水路など、高石市の海にも窪地は存在します。

 

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しかし、この埋め立て事業も「ムダな公共事業」として事業仕分けされて以来、なかなか進んでいないのが現実。また、土砂の単価なども利権構造が原因で高騰しており、一進一退を繰り返しているようです。

 

今日は、このことを貝塚市議の田中学議員から教えていただき、備忘録として書き始めたのですが、安倍政権の新年度予算に対して「公共事業叩き」が始まろうとしていますが、政策は記号化して判断することはできません

そんなマスコミの流す情報操作に対抗し、環境と第1次産業を護るためのこういった公共事業は必要じゃないでしょうか?という問題提起にかえて。

■ ■ ■

少し、息抜き。

面白いグラフを発見したので、載せてみます。

「世界上位50位の年間乗降客数」

天王寺がパリに圧勝です。

でも、インドの電車に捕まる人たちなどはカウントされていないと思うので、正確さには欠けるかもしれませんが・・・。

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新しい塾生を迎えての林英臣政経塾第8期が1月23日、スタートしました。

塾を卒業し人生をかけて国と地域を改新する誓いをたてた者を塾士と、入塾し林先生の学びを深めている者を塾生と呼びます。

私は第4期卒塾生として現在は塾士、東北・関東・関西・中四国・九州の各講座の関西講座長を仰せつかっております。

 1月例会

講座の内容は、塾士同士での政策研修、現地視察など多岐にわたるのですが、改めて感じたのは、林塾長から「君たち塾士も卒塾をしてからも厳しい修養を積むように」との思いが講義に込められておりました。

 

ややもすれば、卒業や修了を果たすとその時に学んでいたときの心構え、覚悟を忘れがちになる傾向が人間にはあると思います。厳しい練習ばかりだった野球部を終えたあとOBで後輩指導をするときや、資格入手の為に勉強をしていたときにストイックな気持ちなど、「合格」や「卒部」などの節目を迎えた後はどうしても気がゆるんでしまうことはないでしょうか。

 

本塾では、そんなことが「当たり前」に許されず、塾士になった時からが本当の覚悟の要るところであるという自己への厳しさが求められる場です。

そんな当たり前のことを塾長に求められた自分への反省と、改めて刺戟を感じさせられた1月例会でした。

 

褌をしめ直し、高みを目指して成長を続けたいと思います。

 

最後に、講座にあった講孟箚記のなかでイチバン好きな一節を。

 

少年軽鋭(ケイエイ)鬱蒼喜ぶべき者甚だ衆(オホ)し。然(シカ)れども艱難困苦(カンナンコンク)を経(フ)るに従ひ、英気頽廃(タイハイ)して一俗物となる者少なからず。唯真の志士は、此の処に於て愈々(イヨイヨ)激昂して、遂(ツヒ)に才を成すなり。

 吉田松陰「講孟箚記(コウモウサッキ)」

訳). 若者は軽やか、活発であり、その将来への可能性の豊かさがある。しかし、苦労を経験するにしたがい、才能は衰亡して俗物となる者が少なくない。ただ、真の志士は苦労を経験する際に、気持ちが高ぶり、ついには才を成す。

 

「民間の給与と公務員の給与は、住民の理解と納得が得られるよう適正にしなさい」と、平成19年に総務省から通知が来ました。いわゆる「民間の給与と公民の給与の差を縮小しなさい」という公民較差の是正です。

12月議会では、このテーマで一般質問をしました。

 

一般行政職は、事務・企画・窓口など、それぞれの業務が多岐にわたっており、さらに、福祉、都市開発、生活環境など、それぞれのカテゴリーも多岐にわたっており、正確な民間給与との比較はなかなか難しいもの。

(しかし、高額な退職金などを考えると、民間給与よりも高額であることは間違いありません。ちなみに、一般行政職とは、皆さんが見る市役所で働いている人たちです。技能労務職とは、給食調理員や土木の技術員さんなどです。)

 

だから、技能労務職という比較しやすい職で民間給与との較差を自治体は調査し、公表しています。

このように。

区分

公務員

民間

平均給与月額

平均給与月額

高石市

422,015円

272,500円

大阪府

354,408円

321,662円

(平成23年度の職員の平均給与月額の状況 ※一部抜粋)

ご覧のとおり、高石市の技能労務職の給与は、民間と比べて、約15万円、大阪府と比べて、約7万円、国と比べて約10万円高い水準となっています。

総務省から通達があったからというだけではなく、この較差は市民感覚からかけ離れていると言わざるを得ません。

 

公務員の給与は俸給表というものに基づいて決められています。通常なら、一般行政職と技能労務職で俸給表が分離されています。しかし、高石市は通常分離すべき俸給表を一般行政職と技能労務職とで分離されていません。ここに高石市の技能労務職の高額給与の原因があります。

上の図でいうと大阪府と国は俸給表が分離されています。だから、平均給与が高石市より低いのです。

 

これは高石市が放ったらかしにしてきた既得権益と言わざるを得ません。

高石市は今までに、悪名高い特殊勤務手当の月額制撤廃、賃金カットなど労働組合が保持してきたものを廃止してきました。しかし、一般の会社と較べたら、このように不公平な賃金体系は残っています。

俸給表も他の市町村より高いです。地域手当も泉州でイチバン高いです。

 

好景気においては、市の職員は民間企業よりも給与が低額だった時もあるでしょう。低賃金で働くことが正しいとも思いません。むしろ、給与のデフレ合戦が生じると経済に深刻な影響を及ぼします。

しかし、この技能労務職の給与と民間給与の乖離は、看過できません。市民が納得のいくカタチではありません。

 

毎晩、遅くまで頑張っている職員の矜持を護るためにも、

政治・行政への信頼を取り戻すためにも、

こんな不公平な仕組みを抜本的に変えていかなければなりません。

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