畑中政昭公式webサイト

twitterやfacebookについての研修会

昨日は、大阪府議会の会館で、研修会に行ってきました。主催は、毎度お馴染の「関西若手議員の会」です。

この会は、本当の意味で「超党派」なトコロなので、今おこなわれている大阪府知事選挙においても、どちらかの陣営に参加している議員さんが多く(私もその一人なのだが)、様々な角度からの主張・意見が聞けたり、戦線の中身を詳しく聞けたりするのであります。

 

さて、研修会は、ソーシャルメディアについてです。この内容については、以前にも書きましたが。その内容は、ソーシャルメディアのなかでも利用者の多いtwitterFacebookについてでした。

 

ソーシャルメディアという背景、ネット社会での時代の流れ、情報倫理など、様々な角度から勉強をしたのですが、最も気になったことが、「誹謗中傷対策」でした。

他の議員さんも、同じ関心があるらしく、同様の質問が目立ちました。

 

政治家のブログに匿名で誹謗中傷を書き込んだりすることは往々にしてよくあります。それは、自分の意見が聞き入れてもらえなかった時の憤りから、また、自分の支援している政治家と対立関係にある政治家を陥れるためだったりとか。それには、色んな背景があります。

 

ですので、ブログのコメント機能に「承認制」を設定し、管理者の検閲を通って、公表されるという承認制方式というブログ運営をされている方が多いようです。私もその一人。

 

しかし、ブログではそういった機能を設定できても、ソーシャルメディアではあくまで「オープン」であることが前提であるために、そういった機能の設定というのは難しいのです。

 

そこで、政治家からするとブログに比べtwitterなどのソーシャルメディアというのは、情報発信のツールとしてはウェルカムだけど、リスク管理がしにくいという難点があるのです。

 

ちなみに、私のブログの承認制ですが、あまりにも有害なサイトのURLを貼られたり、明らかにウイルスを拡散させられるコメントが、寄せられたりするので、承認制を採用しています。ですので、日本語で書かれたコメントは全て承認させていただいております。

日本語のコメントの方が少ないのですが・・・。

 

さて、誹謗中傷についてのコメントですが、私の考えでは「それでも承認すべき」と思っています。ブログをご覧いただいている市民は、誹謗中傷の中身より、誹謗中傷にどう対応するのか、を見たい、もしくは見るべきではないでしょうか。

ただ単に謝罪するのか、迎合するのか、説得するのか、反発するのか、粛々と意見を述べるのか、採り得る選択肢はたくさんありますが、「この議員は市民に対してどんな対応をするのか」というところが、政治家としての(言葉は悪いですが)力量だと思います。

 

講師の先生も同じことを仰っていました。

 

そして、そんな市民とのやり取りで政治が身近になっていくのであろうし、自分自身も鍛えられていくのでしょう。そして、市民も政治を視る目というものが練られていくのだと思います。

 

このソーシャルメディアの波というのは、これから加速度的に発展していくでしょう。だからこそ、この波に乗り切るように議員自身も鍛錬していかなければいけないのです。