畑中政昭公式webサイト

ポスティングとイベントと

30年以上過ごしてきた高石なのに、ポスティングをしていると、初めて出遭う景色がたくさんあります。

 

私にとってポスティングとは「政治を伝える手段」だけではありません。自分自身にとっても非常に大切な時間なのです。

体力を知るバロメーターでもあるし、頭を冴えさす時間でもあります。ダイエットでもあります。

 

しかし、ポスティングをするうえでの期待される最大の効果は、軒先でお会いする市民との会話なんです。

 

日本の社会はどうしても、「ラウドマイノリティ(声高な少数)」と「サイレントマジョリティ(物言わぬ多数派)」に分かれる傾向にあります。

「ご意見お待ちします」とかいうような受動的に寄せられる「市民の声」は、往々にして少数派です。そして、待ってるだけではコチラに届かず、聞きに行かないと把握できない「市民の声」は、往々にして多数派です。もちろん、どちらが是非とはいう問題ではなく、どちらも大切な「市民の声」です。
少数を蔑ろにし、多数を選択する「純粋な多数決による民主主義」は求められていません。多様な意見のコンセンサスを見つけ、衆知による政治が私の理想とする政治です。その為には、1人でも多くの意見を聞きに行かないとイケナイのです。

アンケートやパブコメなどで聴取した意見が「これが市民の声だ!」と軽々しく言ってはイケナイのです。

市民全体の多様な嗜好と価値観の基本軸となっているものを見据え、そこに自分の政治主張をする足場を作らないといけません。

 

その立ち位置を何度も何度も反芻するために、皆さんの声を頂戴しにまいるのです、ポスティングをしながら。

 

という、ポスティングをする私なりの意義です。

 

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日曜日は、高石漁港での青空魚市フリマでブースの搬入作業を終え、その後北助松商店街のわいわいフェスタでうどん屋を催し、イベント尽くしの一日でした。

 

お客さんにも喜んでいただけたようですし、何より「楽しめた」ことがイチバン。環境問題やら政治問題やら難しいお題では、なかなかムーブメントは起きませんが、「楽しい」や「ワクワク」させるものがあると人が動くんだと思っています。

娯楽を追従しすぎてはいけませんが、「何か訴えたいもの」を広めるための仕掛け作りとして必要な要素が「楽しい」とかいう感情なんでしょう。

 

だから、楽しめたこのイベントは、まだまだ可能性のあるものに化けると感じました。

それも、また楽しみ。

 

なんか楽しそうでしょ?