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放課後児童対策を学びに@箕面市

マンションのエントランスなどでゲームばかりしている子ども達をみて、
昔に較べたら遊び場が極端に減っている現状を改善したいと思いました。

さきの9月議会で下記リンクのような提案を行政に投げかけ、
さらに実現性を高めるために、現在、
・もういちど市内小学校の放課後を現地調査したり
・箕面市のような先進事例を視察に行ったり
しています。

http://hatanakamasaaki.net/news/?p=1881

若手議員の仲間である原田箕面市議に段取りを組んでもらい、
箕面市の放課後児童対策を視察してきました。

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「先進的」と聞いていたので、楽しみにしていましたが・・・
高石市よりも一歩も二歩も進んでおりました。

大きく違うのは、

・全ての子ども達が毎日、学校で遊べる環境がすでの整備済み
・活動プログラムの質・量が段違い
・子どものとって邪魔な縦割論・建前論を排除しようとする前向きな姿勢

の3点に集約されます。

まとめると、以下のような違いが明確になります。

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このように責任の所在を明確にさせることのできる体制の整備が肝となっています。

高石市のように学童保育と子ども元気広場の双方が全く違う運営主体であるがために、
子どもに万が一の事故等が起こった場合、責任の行方が不明瞭になってしまいます。
たとえば、学童保育の生徒が元気広場に遊びに行ってくるといって、
違う教室に勝手に入り、そこで事故等が起こった場合はどちらが責任を問われるのか・・・など。
これでは、連携も困難です。

箕面市は、この双方を一括して業務委託しているため、受託業者が責任をもって運営できる体制になっています

これを高石市でおこなうとすれば、平たく言うと「学童保育の民営化」となります。
こうなった時に、今までの指導員が総入れ替えしてしまい、子ども達への影響を懸念される意見が予想されますが、
総合評価制度での選考を取り入れ「指導員の引継ぎ」を評価項目に入れることで問題はクリアされます。

それどころか、「地域との連携についての具体的手法」や「支援を要する児童への対策」などの評価項目を加えることで、
子どもの居場所が質・量ともに充実される可能性が高まります。

さらに驚かされたのは、先進的な箕面市のなかでも特に先進的な取り組みである2校はスタディルーム活動プログラムを加えて、
居場所としての放課後」から「学び、成長できる機会を与える放課後」へと更なる充実をはかっていることです。

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当該校の校長先生いわく、「校区の溜まり場」でゲームばかりする子ども達が減ったという意見が、
地域の方から寄せられているとのことです。

高石市はまだまだ「居場所としての放課後」が未整備・未着手。

12月議会での一般質問までに、市内小学校をすべて回り、先進事例をさらに落とし込み、
子どもが放課後、学校で元気いっぱい遊べる環境を作っていきます。