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【教育】校区の再編成について③H30.3月議会

千代田1,2丁目を含める校区の編成は遅疑逡巡していますが、それでも少しずつ前進しています。

私が校区の問題を取り上げたときはH24.6月議会でした。
その後も、私以外の議員が多角的な見地から「校区の再編成」の必要性を訴えてこられました。
約5年後、「慎重な調査研究をします」という固定された答弁がようやくH29.3月議会で「慎重な検討をします」に変わりました。
それから1年経ったH30.3月議会で大きく前進したポイントが2つありました。

①決議されたこと
決議とは議会で決められた意思です。法的拘束力はありません。
今までは、全ての議員の賛同を得て決議をとおすというような情況ではありませんでした。
しかし、議会改革を進行しているなか、議員同士の相互理解が進み、ようやく「協力しながら一つのことを実現させる」という素地が出来上がってきたように思えます。
その象徴的な案件が、今回の決議。
行政からすれば「自分たちとは違う意思を示されること」は面白くないかも知れませんが、そんな二元代表制の趣旨も分からない考えに与するわけにはいきません。
声をあげてくれた森議員や賛同いただいたすべての議員に感謝です。
改めて、すべての議員で以下の決議文を議決しました。

●以下、決議文
高石市立小学校全7校のうち、市立中学校進学時に2中学校に分かれて進学する学校は高石小学校だけである。過去より高石小学校の児童、卒業生、保護者、卒業生保護者から市立中学校への進学時、小学校の同級生と別れて進学することがないよう、千代田1、2丁目について弾力的運用を求める要望が続いている。
高石小学校児童の市立中学校進学の際の千代田1,2丁目地域の中学校進学についての弾力的運用を求める。
以上、決議する。

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西取石3丁目や加茂1丁目、西取石7丁目などの校区についても、これを皮切りに校区編成が進む可能性がでてきました。
それが2つ目です。

②答弁の再前進
何度も「南海本線が高架化される契機に校区編成を見直すべきだ」と訴えても、答弁はゼロ回答でした。
しかし、今回、(決議を受けてか)永山議員からの質問で、やっと初めて「高架化を目処に」という答弁が返ってきました。グッジョブでした。
これは平成32年に高架化されるときに、校区が変わっているのか、それとも協議を進めるのか、の確認はこれからの段階です。
少なくとも「校区はこのように決めましたんで、〇〇年から従ってね」は絶対アカンと言い続けてきました。
保護者、自治会、学校など様々なステークホルダーと話し合いを積み上げて、決めていくように・・・と訴え続けています。
これについては、今後、確認してまいります。

以上の変化があったのですが、それでも日進月歩というには、あまりにも遅い歩みです。
私も6月議会からは質問できる予定なので、キチンと確認してまいります。

 Cf).以前のブログ↓
http://hatanakamasaaki.net/news/%e3%80%90%e6%95%99%e8%82%b2%e3%80%91%e6%a0%a1%e5%8c%ba%e3%81%ae%e5%86%8d%e7%b7%a8%e6%88%90%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e2%91%a1h27-12%e6%9c%88%e8%ad%b0%e4%bc%9a/trackback/?_wpnonce=ba62e01fd3