■ 全ての子ども達が元気いっぱいに遊べる校庭を

窮屈な「ボール遊び禁止」と書かれた公園の看板、
変質者による気味の悪い事件の増加、
気軽に家の中でも遊べない(or遊びに行けない)家庭環境の変化・・・

今の子ども達が元気に自由に泥だらけになって、
そして時にはケンカもしながら安全に遊べる環境は、
もはや、学校だけになってしまっています。

しかし、その学校でも「全ての子ども達が」遊べるわけではありません。
小学校の放課後開放は以下のとおり。

学校名 学年(曜日) 備考
 高石小  4~6年生(月~金)、3年生(木) 1~2年生は一斉下校
 羽衣小  全学年(火・木・金) 月・水は会議
 高陽小  全学年(月~金)  
 取石小  2~6年生(月~金) 1年生は一斉下校
 東羽衣小  4~6年生(月~金) 1~3年生は一斉下校
 清高小  全学年※学級単位(月~金)  
 加茂小  全学年  

学校の主役は子ども達のハズなのに、自由に校庭で遊べずに、
「授業が終わったから、お家に帰りなさい」と下校せざるを得ない状況です。
そんな子ども達は、外で自由に遊べる環境が用意されていないから、
マンションのエントランスにおいて携帯型のゲーム機で無言のまま遊ぶのでしょう。
それが悪いとは言いませんが、子ども達が自由に元気いっぱい遊べる環境を用意してあげるのは大人の責任であるはずです。
大人の都合で子ども達の遊び場を奪っていったのですから。

それどころか、学校で遊べる子ども達(高学年など)も運動場で遊べることが知らなかったり、
一旦、下校すると再登校させてもらえなかったりと、
安全確保という大義名分の下、学校の自由度は年々縮小されていったのです。

しかし、議員として「なんとかして学校を開放してくれ」と頼むだけでは無責任というもの。
現状の人員体制で安全確保をしながら全学年に開放すると、
現場の先生や教育委員会の負担が増え、ちがう局面で新たな問題が発生することは自明の理。

そこで質問したのが、
学校の管理下というハードルを外すために再登校を許可したり(一旦下校すると管理下から外れる)、
学校の教育管理は教委、施設管理は福祉部局、またはシルバー人材や社協に指定管理できないか、
など様々な手法が考えられるが、高石市として現実的に考えられる対応策があれば教えてください。

 

■ 答弁

来年度から小学校6年生まで拡充予定の学童保育(あおぞら児童)の可能性を検討したい。

 

■ 「オトナの都合」で敷かれている課題解決に向けて

学童保育は「保育を必要とする子ども達」で、共働き世帯の子ども達しか登録ができないという制限があります。
どちらかの親が働いていない世帯の子どもは週1~2回おこなわれている「放課後子ども教室」に登録することができるが、
これも毎日開催されているわけではありません。

であるならば、学童保育と放課後子ども教室を一体運営することによって、
「全ての子どもが毎日」校庭を自由に使って遊べる環境が整備されるが、
それには以下の障壁が惹起される。

1.利用料金の問題・・・学童は月額6,000円、放課後子ども教室は年間800円(保険代のみ)

2.場所の問題・・・児童が増えた場合の余裕教室がない

3.縦割りの問題・・・学童保育は「生活の場」だから厚生労働省、放課後子ども教室は文部科学省。

4.人の問題・・・学童はプロの指導員と元校長先生の嘱託で運営。放課後子ども教室は地域のボランティア。

1にいたっては、利用時間や保護者がお迎えに来るまでのケアなどで区別化は可能と思われ、
2にいたっても、子ども達が授業を受けている教室の放課後以降の用途変更が可能になればクリアできます。
3にいたっては、もはや行政の弊害。子ども達にとって厚労省も文科省も知ったこっちゃない。大人の都合を押し付けるか、子供の目線で考えるか。
4が最大の難所です。プロの指導員といっても厚労省の補助基準※が厳しすぎて、低賃金で朝から夜まで苦労してもらっているのが指導員の現状
これ以上に子どもを増やすと安全管理なんて全くできない状況に陥るのは明らかです。
※厚労省は1施設600万円/年で運営できる前提で補助金を算定しているが、実際には1,000万円/年はかかっている市町村がほとんど。

この4の「人の問題」をどう克服できるかが最大の山場。
地域のボランティアといっても限界があります。

しかし、江戸川区のすくすくスクールや箕面市の「自由な遊び場開放事業」など先進的に取り組んでいる自治体もあるので、
12月議会までに「学童保育と放課後子ども教室の一体運用」の事例を視察し、
個人的に調査研究を踏まえ、子ども達が毎日、自由に遊びまわれる学校つくりの実現に近づけます。

いまや安全管理が行き過ぎて委縮したリスク管理が子ども達の成長を阻害しています。
すべてのリスクから子どもを守ることは不可能です。
自由に遊ぶということは、ケガもするし、ケンカもするもの。
しかし、それらも子ども達にとっては貴重な経験。
「遊びのプロ」と言われる子ども達の「遊び力」を損なわないよう、
私たち大人が健全に見守っていかねばなりません。

コメント & トラックバック

ご無沙汰しています。議会お疲れ様でした。
今回は同じ子供を持つ親としてとても興味のあるトピックだったので
コメントさせていただきました。
まず、マンションのエントランスでゲームをする子供に違和感を
感じるのが私だけではなかったのだとちょっとホッとしました。
ゲームがダメにというわけではないのですが、子供たちが元気に
遊ぶことを忘れてしまったようで心配です。

校庭解放は遊び場所の確保という面では理想的だと思います。
うちの娘の場合は、再登校が出来ないので学校でお友達に
誘われても「朝に遊んでくると言ってなくて遊べなかった」いう
ケースが時々あります。生徒の学校への出入りはチェックできる
システムがありますからそれを全生徒に利用してもらうことと
警備員の方に放課後門のところにいてもらうことで
再登校を許可できないものでしょうか?
(システムは学校で出入りをチェックするだけなら無料で利用できます)

学童保育と放課後子ども教室の一体化案では、別途費用を払わなければ
学校で遊べないということになって全員利用が難しいのではという点と
子供がすぐ家に帰るか遊んで帰るかの選択の自由度が低くなるのではいう点が気になります。

あおぞら教室については是非6年生まで実施してほしいです。
これからの時代お母さん安心して仕事ができる環境はこれから必須です。
仕事をしている間子供が何をしているのか判らないというのは
小学校高学年になっても親にとっては心配です。
いろいろな事件ありますし、信じないわけではないのですが
子供自身で十分な判断ができる年ではないからです。

先日、高石中学は近隣の公立中学の中ではかなり学力が高いと
塾の先生が評価かしているとききました。
教育を高石市の目玉にする素地は十分あるのではないでしょうか?
働く親が安心して子育てしていける環境が出来れば
子育て世代の呼び込みにはとても効果的だと思います。
ただ、それをもっと市の外にアピールしないと…。
お母さんたちの口コミにだけ頼るのは心もとないです。

これからも子育て世代の代表として頑張ってください^^

>のぞママさん
コメント有難うございます。
共感いただき私もホッとしました^ ^
学校への出入りのチェックはICタグのことと思います。
学校側の意見では、一回下校させて、もう一度登校(再登校)させて校庭で遊ばせるとなると、その学校と家の間での事故を懸念し、安全管理上、最適とはいえないようです。
ただ、これは一部の自治体では再登校を認めています。それは「一旦下校させたら学校の安全管理から外れるから」という少し後ろ向きな考え方ですが、これをうまく利用し保護者への説明(再登校についての責任の所在)を怠らなければ問題は限りなくゼロになるものと考えています。
学童保育と放課後子ども教室(子ども元気広場)の一体化については、先進事例では「学童は料金制、子ども教室は無料(年間:800円)」の棲み分け、つまり現行の料金体系のまま取り組んでいる自治体がありますので、こちらを参考にすれば問題はなくなると思われますし、自由度の点についても「家に帰るか、校庭で遊ぶか」という選択肢の保障を与えることができれば、より自由度は高くなるものと思われます。
学童保育(あおぞら)は来年から6年生まで拡充されます。
しかし、子ども達は大人の管理下から離れて元気いっぱい遊びたいのが本心だと思います。子どもの目線に立って考えるならば、校庭や体育館を使って開放的に放課後を過ごせるよう留意しなければなりません。中期的な理想ですが、イギリスやフランスのように「子どもオンブズ」を設置し、子ども達が自分たちで企画するような放課後時間も取り入れてもいいと思っています。
私はかねてより教育を目玉にすべきと考えております。
アピールするための素地と広報手段について、これからも種まきを欠かさずにおこなっていきたいと思います。

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