1月16日 道州制cafe塾
この日は16時より関西州ねっとわーくの会が主催されている道州制の勉強会でした。 松屋町の非常にオシャレな煉という御屋敷再生複合ショップのカフェで行いました☆
「道州制」というと、州都がどこだとか、近畿地方が統合されて関西州になるだとか、報道されていますが、本来の目指すべき道州制はそれだけではありません。
道州制とは、繁栄の拠点となっている東京にヒト・モノ・カネ・情報・文化、そして産業が一極集中している中央集権体制を見直し、各地域を各分野の繁栄拠点として分離・分散することで、日本の建て直しをするための改革が本質にあります。
現在は、東京圏が頭、地方は手足といった体制で、住民の多様化しているニーズには対応できなくなってきています。官僚と現場の認識が食い違い、無駄な事業・独立行政法人が多すぎ、税金の無駄遣い、国民目線からの不透明化が現象として起こっています。
バブル崩壊以後、景気対策として国債を発行し、公共事業をおこなってきましたが、結果残ったのは、景気回復した日本ではなく、借金まみれの日本でした。
もはや小手先の財政出動では、日本は埋没してしまいます。道州制というドラスティックな日本の形の変換をしなければならない時期に、今来ています。
こういうことをお話しすると、「市議会議員が国のことを考えるのは立場違いだ」とご意見をいただきます。制度上は、仰る通りです。しかし、霞が関と地方自治体の明確すぎる上下関係に最も苦しんでいるのが、地方議員です。国からの補助金をもらえなければ市の事業ができない現実、そのために必要以上の幅員のある道路を作らならければならない現実、このことを我々は肌で感じて、実際に市民のためになっていないことを変えていかなければなりません。もちろん全てが全てそうではありませんが、もっと地方に裁量と責任を移すことをしないと、本当の市民目線の政治ができない現実があります。
道州制は、日本の建て直しと成長戦略である。
このことを強く意識させられた勉強会でした。