関西州政治家連盟
ここ最近忙しかったので、まとめて更新させていただきます。申し訳ありません。
5月17日(月)19:00~ 関西州政治家連盟結成総会 @天満橋
最近、「道州制」や「地域主権」が、新聞やテレビで報道されています。橋下知事も国のスローペースな権限委譲に先駆け、府→市町村へと、責任と仕事を委譲されています。
しかし、私の感ずるところ・・・道州制が未だに良く分からない、どんなメリットがあるのか?など、「ハッキリと定義されていない言葉が一人歩きをしている」ように感じて、仕方がありません。それは、住民だけではなく、我々議員も正直よく分からないという方がいらっしゃるのが現状だと思います。
我々、若手議員は、かねてより道州制について議論を深めたり、道州制の勉強会を開催したりしてまいりました。
そのなかで、私の集約した道州制とは、「町づくりに自分たちの意思が介入しやすい点」「自治体ごとに自然格差が発生する点」 です。どちらかというと、前者はメリット、後者はデメリットと受け取られる方も多いと思いますが、私は、この二つは切っても切れない関係性にあると考えています。
国からの画一的な制度ではなく、町の風土・環境にあって、現場の人間が、最前線の町づくりをしていく、このように自分たちの意思が介入しやすい町づくりは、それだけその自治体が野に放たれるといったことにも繋がるからです。
そうすると、自然と格差は拡がります。その地域に、ダメな議員、ダメな市長、ダメな知事、それを決めている有権者がいてしまうと、その自治体は戦略も練れず、今までどおり政治家が私服を肥やし、有権者が気づいたときは、町が破綻しているといった状態になってしまいます。
逆に、優れたマネジメント能力を有した市長、しっかりとしたチェック機能をもった議会、大きな成長戦略を練れる知事、それを支え、共に自立した行動をする有権者がいる町では、福祉・医療・経済などが成長し、活性化されるといったことになります。
上記は、強引な例えでも何でもありません。私が考える道州制は、「単なる権利の委譲」ではなく、「明確な責任の委譲」であると強く感じています。
裏を返せば、このままでは確実に破綻してしまう日本を救う最後の手段、背水の陣であるのです。
道州制や地域主権が導入されたら、ばら色の生活が待っているわけではありません。住みやすいまちにするのか、住めないまちにするのかの裁量を拡げるものが、私の考える道州制です。
関西州政治家連盟では、あくまで道州制ありきではなく、道州制の研修・勉強をして、もっと掘り下げた議論をする活動をしていことになりそうです。
失礼な言い方をすると、私たちが傍観していても、どんどん権限と責任が国から、府から降りてきます。そのために、高石・大阪・関西を強くしていかなければならないというのが、自分に課せられた使命でもあると思います。
ここで、研鑽を積み、継続的に活動をしていきたいと思っております。