発達障害についての勉強会
今朝はこんな風景。
この季節の見守り隊は心地いい風景と出会えます。
この風景と子どもたち。日々の仕事による喧騒から、目の保養になりますね。
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昨日は大阪教育改革の会の研修会。
講師は、親学(http://www.oyagaku.org/)で有名な高橋史郎先生。お話を拝聴するのは、これで三度目ぐらいです。
以下、気付き。
・東京では、約15%が発達障害。文科省が公表しているデータは6.8%(小中平均)、医師の認知もされず、潜在的な発達障害の児童がたくさんいる。
・発達障害は、後天的なものがあり、予防・早期発見で改善できる。
・カギは、保護者がどう関わるか。
・共感性、恥、罪悪感は二歳の終わりまでに身につく。
・親学の教え「主体変容」が肝要になってくる。
主体変容:他者に原因を求めず、自己改善することによって、現状の改善につなげる。
・学力の格差はつながりの格差だという報告がある。
・それは、親との繋がり、地域との繋がり、教師との繋がりを指している。
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この親学という考え方は、本当に現代社会に求められています。核家族化によって、親に親というものを教える存在が薄くなってきました。
核家族がイケナイなどと短絡的な論を展開しているわけではなく、ニーズが変化してきていることに対応していくことが社会の成熟でもあると、私は思っています。
私も核家族ですし。
こういった背景により、児童虐待、発達障害、若者のモラルの低下など、社会問題となっているのは明らかです。
近視眼的に物事を見ずに、根本解決を図ることのできる策、というより社会システムの転換を行わなければならないワケです。
その一つが親学であると、私は思っています。
まぁ、もっとも、私は、親デビューを果たして2か月ほどしか経っていませんので、このことは私生活で実践しながら・・・の話なんですが。
いずれにしろ、教育はすぐに成果が出るものでもありませんし、結果を効率的に導き出すものでもありません。ゆとり教育という過去の罪は別にして。
昔の人たちが当たり前に出来ていたコトを、今でも引き継いでいかなければならない。
今、思い出さなければならない教育の原点は、温故知新であって。
かつ、人が「正しい」ではなく「美しい」と思える原理なんだろう。
きっと。