さて、9月議会。
本日は9月議会に向けての議会運営委員会でした。
委員会の中で、前期から私たち(無所属市民ネット時代)が提案していた議会を透明化するための提案について議論がされました。
内容は、傍聴者への資料の配付・委員会の同室傍聴・議会のインターネット配信(中継)・議会だよりの充実です。
もちろん、こういった提案は私たちが初当選する前の過去から議論&実現されてきているので、提案に提案を重ねて議論されているというのが実情です。
今日の段階では、傍聴者への資料(議案)の配付が、議会事務局前(3階西側ロビー)にて試験的に行われることになりました。
前期においては「1階に全ての資料を閲覧用として置いて欲しい」という提案もしていましたが、資料を置く以上、その管理も職員がしなければなりません。
「市民を信用して・・・」という意見もありましたが、管理というものは性善説で考えてはならないもの。とりあえず、今回の試験的な実施が第一歩として進めたことに嬉しく思います。
また、残りの提案事項は財源の確保が求められてきています。民間でも行政でもそうですが、必要かどうかではなく、その事業にかけるべき費用かどうか(費用対効果)を考えて、実施していかなければなりません。
そのために、次の議会までに一定の考え方を示すということとなりました。
そして、他の委員さんからもペーパーレス化や電子機器の持ち込みなど、様々な提案がされました。
議会全体が活性化してきていることに嬉しさを覚えました。
しかし、同時に、私の提案もそうですが、「どういった議会にすべきか」というビジョンをこれから描いていく段階に迫ってきているとも感じました。
選挙のたびに議員は変わるので、固定的なビジョンは描けないにしても、開かれた議会なのか、活発な議論のできる議会なのか、政策提案型の議会なのか、それぞれの目指す志向によって果たすべき役割も自ずと変わってきます。
行政は民間に比べて、意識や感覚が遅れていると言われます。
しかし、議会はそれ以上に遅れていると言われています。
時代の流れに合わせたニーズに応えるために変えるべきものは変えれるような柔軟な姿勢であって、かつ、ビジョンに向かってブレない、竹のように撓る組織にしていかなければなりません。
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さて、9月議会ですが、(私が考える)主な内容をご紹介します。
1点目が、第五次財政健全化計画です。8月臨時議会では説明を受けるのみだったので、今回の9月議会で質問をさせていただきます。議決事項ではないので、賛否を表す意思決定は議会としてできないのですが、高石の未来にツケを残すのかどうかの大切な計画です。自分の思いを存分に注入できるよう、ここ数日、机に向かっています。
2点目は、決算です。市の決算は、3月31日までの会計年度で、その後5月31日までの出納閉鎖期間を経過し、監査委員に決算審査され、9月議会に決算書として出されてきます。
決算を審議する委員会での議論が、来年度の予算に影響するために重要な審議の場であるにもかかわらず、12月議会などで審議されている自治体もあるそうです。ですので、原則、決算委員会は早ければ早い方がいいのです。
高石は去年までは、11月に決算委員会を開催していましたが、今年から繰り上げて9月議会で試験的に審議することになりました。これも議会として一歩前進です。もっとも近隣自治体で採用している市町村も割と増えてきています。
ちなみに、私は監査委員で、8月に決算審査をおこなったので、今回の決算委員会では発言できません。もちろん、当然と言えば当然なのでが、なんか淋しい気もします(*_*)
3点目は、補正予算です。防災関連の予算が目立っているように思えます。これも、それぞれ十分な議論がされると思います。
以上が、9月議会の主な内容です。
会期日程は26日までとなっています。