議会質問ができるまで
まだまだ暑い日が続きます。
先日は、交野市の友人の市議選のお手伝いに行ってきましたが、こんな暑い日に選挙とは・・・。夏嫌い冬好きの私にとっては、想像を絶する労苦があるのでしょう。
爽秋とはいきませんが、少しでも早く新涼の風が吹いてくれることを祈ってます。
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議案を初見できるのは、議会開会の1週間前の議案が発送された時点なんです。
そこから1週間で、職員とヒアリングし、課題抽出し、論点整理をし、市民の声を聴いて、理論集約し、粗い原稿を作成し、いざ質問に臨むというのは、徹夜してでも現実的に時間制約上、不可能な作業です。
だから、大切なのは、議会開会中以外に「アンテナを張る」ことなんです。
市民の声を聴取することに、経営者の感覚を学ぶために、他市の課題解決や先進事例に。自分の関心が及ばない事にでも、アンテナを張り続けることで、多角的な課題が浮き彫りにされていきます。
そして、その時点で妄想をします。(少し変な表現ですが・・・)
どんな質問内容になるか、です。
車の中や、寝る前や、お風呂の中や、ランニング中にでも。
ざっと、整理すると、こんな感じです。
現場調査:課題探し(アンテナを張る作業)市民との会話、異業種交流会、他市の議員との勉強会、職員とのヒアリング
↓ 課題のフィルタリング:妥当性の確認(その課題がエゴでないかどうかetc) 俯瞰的視点による選別、背景の調査 ↓ 将来予測:実現性の確認(課題解決できるかどうか) 法的根拠、道程にある障害の存在の把握 ↓ 粗削りの質問作成:論点整理(妄想し始める) ↓ レギュラー決定:たくさんある課題の優先順位を決めていく(レギュラーは質問される、補欠は次の機会) 自分の関心や市民の声の重さなどにより決定されていく ↓ 議案発送 |
ということを議会閉会から次の議会開会までに組み立てをしています。
例えば。
9月議会の目玉の一つ、第5次財政健全化計画案。
この計画に対しての質問を作る作業は終わっているので、計画案が出されて、2,3日で質問する内容が決まっていきます。
それが、コレ。
※全文はコチラ→第五次財政健全化計画案
もちろん、このエクセル全てがレギュラーにはなれません。
委員会のなかで、他の委員さん(議員さん)と重複をしないように、またどうしても申し上げなければならない内容を抽出し、委員会に臨みます。
その作業を実現するためには、議会がない時間を、いかに費やすか。
そのことこそが、あらゆる層の市民の声を行政に届ける最良の手段であると考えています。
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ところで、このホームページのアクセス件数と、お便りの数が、前回の選挙前(あるいは選挙中)よりも上回り続けています。
「選挙前しか政治家は活動しない。」という市民の声を受け止め、選挙前以外の活動を大事にしたいと思っている私にとっては、大変有難いことです。
これは、市民の政治による関心が高まっていることだけでなく、選挙後も継続していることによるものです。
有難うございます。深謝致します。