私から見た「公務員」
ただいま決算委員会で白熱した議論が展開されています。
この決算委員会が終わると、実質、9月議会における議案審議は終わります。のこすところ一般質問のみといった形になります。
私は、監査委員なので決算委員会では発言できず・・・(涙
こんな時は、他の委員さんの質問を聞くか、膨大な資料の読み込み作業に没頭するか、次の質問を考えるか、などして委員会に臨んでいます。
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こんなニュースを発見。
遅刻49回で処分の県職員、慰謝料など求め提訴 約3か月の間に遅刻を49回繰り返したとして、昨年8月、群馬県から減給10%(1か月)の懲戒処分を受けた東部県民局の男性職員(38)が、処分の取り消しや慰謝料140万円などを求める訴訟を前橋地裁に起こしていたことが13日、わかった。 提訴は8月16日付。 訴状によると、男性職員は、懲戒処分で9万円以上が減給となったとし、延べ4時間強の欠勤(遅刻)に対する処分としては相当でなく、違法で無効などと指摘している。 (2011年9月14日11時33分 読売新聞)
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公務員は、いくらスト権がないといっても、民間企業に較べ、労働基準法の遵守性によって自分たちの待遇が護られています。
法律上に、分限免職(民間企業でいう解雇)があるといっても、基準の設定が困難であるし、組合がなかなかそれをさせない傾向にあります。
そんな素地があるからこそ、こんな愚か者が後を絶たないのです。
私は、短絡的な公務員批判論者ではありません。
議員の立場からみて、本当に頑張っている職員もいるし、早く辞めればいいのにと思える職員もいます。
本当に頑張っている職員は、「高石市を良くする」という同じ旗の下の同志だと、私は頼もしく思っています。
一方で、仕事の責任を放棄し、自分たちの待遇改善などの組合活動ばかりに執心し、意識を変えようとしない、問題を先送りし、他に求める職員は、淘汰されるべきとも思っています。
高石市は、公の施設(事業)の民営化、給与8%カットなどで、労働組合が激怒されておられますが、その激怒以前に「自分たちも変わらなきゃ」という意識の変革、市民の為に仕事をさせてもらっているという当然の使命感を持って欲しいと思います。
現時点では、感じることができませんので。
この状態がひどくなれば、上のニュースのような破廉恥な出来事が、本当に高石で起きてしまうかもしれませんし、何より、高石の為に害悪な存在です。
私は、そうならないような制度設計と情報発信を続けなければならないと思っています。
そして。
職員と市民と議会の問題意識は、ほとんど同じなんです。
生活保護者が年金よりも少ないという問題。待機児童を発生させないという課題。窓口対応をもっと愛想よくしようと思っている志向。国民健康保険料が高いから何とか健全化しようという責務。
そんな課題解決に真剣に向かっている職員こそプロフェッショナルであり、高石にとって無くてはならない不可欠な存在なんです。
そんなプロの職員に、ちょっとした勉強しかしていない議員が指摘や要望をするという行為そのものは、職員にとって時間のムダであるわけだし、何よりも失礼な行為だと、自分に言い聞かせています。
だから。
私の仕事とは、いたずらに重箱の隅をつつく指摘でもなければ、思いついただけの政策提案であってはいけないのです。
どう提案すれば、その課題は解決されるのだろうか。
どう指摘すれば、その滞留している問題は前進するのだろうか。
その向こう側にある市民の幸福をかなえるための、議員でしかできないことを果たしていくことが、今の自分にできることなんです。
そのために、他市の議員や経営者の方々とネットワークを作り、異業種交流会などに参加することで、俯瞰した視点を養うことにチカラを入れています。
前期とは少し違った方向性で仕事をしています。
それが最近、たまらなく楽しいのです。