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平成23年度 12月議会 総務文教委員会

議員と学生の交流会が日曜日に今里で行われ、そこでの出来事。

各議員が学生に向けての30秒間の自己紹介の場面において、

とある自民党議員が「足元のフラフラしている大阪都構想だけが政治ではない」と自己紹介すれば、

とある維新の会議員が「既成政党では、もうダメだ」と自分の自己紹介の場で反論。

 

・・・政治家と交流したいと思って足を運んできている学生に向けて、そういうやり取りを露呈するというのは、同じ議員としてかなり恥ずかしい気分になります。

学生諸君、一方向の価値観しか語れない政治家ほど、脆いものはないですよ。「敵ながら天晴れ」と相手方の美点も認めることのできる大きな器のある政治家のもとへ、インターンに行った方が、勉強になりますよ。

 

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本日、総務文教委員会が終了。

おそらく、12月議会で最もボリュームのある委員会だったのではないでしょうか。

どんな議案が審議されたかといえば、

 

1). 職員給与や市長などの特別職の給与カット

 削減額は、市長20%、副市長・教育長15%、部長級9%、次長・課長級8%、課長代理級7%、係長級5%、主任級4%、主事級3~2

 高石の財政健全化の総仕上げと位置付けされている土地開発公社の健全化に向けて、その財源の確保が必要となるため、3年間の時限措置で給与削減案が提出され、全会一致で可決されました。

 当然、議会側も定数削減などを含めて議論していきませんか、と提案をしました。

 

2). 副市長の定数増について

 副市長を一人から二人に増やす条例改正の提案。第五次財政健全化により歳出抑制がされているのに、なぜ増員なのかという疑問が当然でてきます。

 ですので、「人を見て判断する」と言いました。この時点では、条例を改正するだけなので(条例通りに配置するという拘束力はない)、賛成。

 高石市は、小中学校耐震化のときに文科省から派遣された職員さんが、彼に要した人件費以上に大活躍されたという実績があるので、次も「そういう人」なら歓迎するし、「そういう人ではない人材」なら、次の人事案件で反対します。

 

3). 組織機構の変更について

 「ブランド戦略課」ができました。選挙の時に、高石ブランドを訴えていたので、非常に嬉しい機構改革です。高石にある地域資源をブランド化させ、市内外に発信することで、高石の「良い」特色を作ります。私は、人口減少対策に最も効果的な手法だと思っています。

 ただ、公務員さんの発想でできるのかしら・・・。とっても不安。

 また、どうやら他の議員さんは、あまり良く思っていないみたい・・・。やはり、若者と感覚が違うのかしら。

 ので、ただ、見守るだけでなく、私は私で、ブランド力を高めるために、色々と密かに計画中。

 

4). 産業振興について

 全国トップの産業振興策!と資料に書かれてあるように、かなり大胆な企業立地を促進させるインセンティブの条例ができました。以前から提案していたので、大賛成。

 あとは、企業への広報と、連携を強化し、設備投資と新設、そして日本から逃げないようにしなければならない。

 

5). 泉北クリーンセンターの負担方式が大幅に変わりました

 この施設は高石・和泉・泉大津がお金を負担し合って運営されています。今までは35%が均等割、65%が搬入量割でしたが、全て搬入量割になりました。

搬入量割というのは、どれだけゴミを持ってきたかで負担の度合いが変わるというモノです。

高石市民のゴミが多ければ、負担も大きくなります。少なければ、負担も小さくなります。皆さんのゴミの減量努力のおかげで、高石はゴミが少ない方です。

これを機に、より一層ゴミの減量努力をしてくれる市民を一人でも多く増やしませんか。周りの方に啓発してくれれば嬉しく思います。

 

主な内容はこれぐらいでしょうか。

 

かなり、政策的な議案が多かったため、内容の濃い議論になったように思います。

ともあれ、明日は決議・意見書のまとめ、議会運営員会、これが終わり、明後日には、一般質問、閉会という流れだと思います。

そして、年の暮れ。

 

悔いのない1年になるよう、ラストスパートをかけ、全力を尽くしてまいります。

それでも、振り返れば、課題が見えるのですが・・・。