畑中政昭公式webサイト

日進月歩NO.5

頑張って働いてくれている人たちがバカを見ないように。

約2000世帯の戸別訪問をし、市民の不平で最も多かったのが生活保護制度への不満の声でした。
「働いて支給される年金額より、生活保護の方が高額なのはおかしい。」
「保護者が通いづめているパチンコのお金まで血税で支払われているのは納得いかない。」
私も、こういったお声は至極当然のものだと思います。
ただし、生活保護制度の抜本解決は国の制度に依るところが大きく、制度実施の最先端にいるはずの市町村は法律で決められたルールのなかでしか制度運用できません。
資産隠しの為に他県の支店で口座を開設したり、悪質な医療機関と組んで医療扶助を不正に貰い続けたり、介護施設での入所を貧困ビジネスに繋げ扶助費を不正に受給させたりと、生活保護制度を悪用した闇の部分に対応するには、国の腰が上がらない限りなかなか対応できないのが市町村の抱えている共通の悩みといえます。
しかし、国の動向をただただ呑気に待っていても何も変わりません。申請を受理し、保護を開始する窓口は市町村で、その保護実態を管理、把握するためのケースワーカーも市町村で雇用されています。
市で変えれる部分はあるはずです。
高石市は比較的保護率も低く、かつ、不正受給額も少ない市です。しかし、だからといって、「うちの街はマシだから放っておこう」と簡単に諦観できない問題が生活保護制度です。
受けざるを得ない生活困窮者がしっかりと保護を受けれるように、働いている人たちがバカを見ないように、この当たり前の目的の為に今回の一般質問で生活保護制度について追及をしました。

日進月歩 第5号 表面 日進月歩NO.5 P1.4

日進月歩 第5号 裏面 日進月歩NO.5 P2.3