「海底窪地について」・・・と、面白いグラフ
海底窪地というのをご存知でしょうか。
高石にある臨海工業地帯などの埋め立て地に要する土砂を、海底から取ったあとにできる凹形の窪地のことをいうそうです。
海底窪地には、自然発生したものと埋め立てに使われたものの2種類あり、後者の埋め立てに使われた窪地が、自然環境に重大な悪影響を及ぼしております。
この窪地の内部では流動が滞留し、海水交換が悪く、無酸素化や硫化水素などが高濃度で存在する劣悪な水質環境になってしまいます。赤潮や青潮の発生原因ともいわれています。この硫化水素などが風などで湧昇し、魚などの生態系に壊滅的な打撃を与えてしまいます。
これは、大阪湾がいつまでも「汚い海」というイメージを払拭するためにも、また、漁業で生計を立てておられる方々の死活問題であることから、近年、この窪地の埋め戻しが行われております。
もちろん、数のように、浜寺水路など、高石市の海にも窪地は存在します。
しかし、この埋め立て事業も「ムダな公共事業」として事業仕分けされて以来、なかなか進んでいないのが現実。また、土砂の単価なども利権構造が原因で高騰しており、一進一退を繰り返しているようです。
今日は、このことを貝塚市議の田中学議員から教えていただき、備忘録として書き始めたのですが、安倍政権の新年度予算に対して「公共事業叩き」が始まろうとしていますが、政策は記号化して判断することはできません。
そんなマスコミの流す情報操作に対抗し、環境と第1次産業を護るためのこういった公共事業は必要じゃないでしょうか?という問題提起にかえて。
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少し、息抜き。
面白いグラフを発見したので、載せてみます。
「世界上位50位の年間乗降客数」
天王寺がパリに圧勝です。
でも、インドの電車に捕まる人たちなどはカウントされていないと思うので、正確さには欠けるかもしれませんが・・・。