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修正案可決、統廃合は1年延長へ@8月臨時議会

幼稚園統廃合の案件は、閉園時期を1年延長させる修正案を高志会から提出し、賛成多数で可決されました。

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保護者の理想は「3園存続」ではありましたが、人口減少時代を乗り切るには幼稚園の統廃合は免れないと、今日に至るまでに何度も意見交換を続けさせていただきました。
そんななか、再編等検討委員会の進め方があまりにも保護者を置き去りに進められていること、結論ありきで強引に進めていること、納得させられるだけの時間と理論がないことなど、とても議論が熟しているとはいえない状況が続きました。
保護者の方々の憤りはおさまるどころか膨らむばかり。
それでも、存続は現実的に不可能であることをご理解いただき、「それならせめて1年だけでも引き延ばして」という願いが生まれてきました。
耐えがたい行政の姿勢を見ながら、理解できない現実を受け入れ、出したその願いは妥協の末にたどり着いた苦渋のものだったと感じました。

「そめてそれだけは叶えなければ」と思いました。

1年あれば、統合される1園のあり方、地域との連携、行事などの催しなど、保護者と議論できる時間が増えます。
それどころか、統廃合に向けての移行も1年延長されることで、事実を受け入れて前向きに意見が出せる時間が作れます。

ここで統廃合を急いでしまうわけにはいきません。
廃園される園舎は3年前に耐震化されているから、そこまで急ぐ必要性がないのです。

そういった経緯もあり、1年延長の修正案を提出した次第です。

なんとか賛成多数で可決。
修正案が可決されたのは約13年ぶりのこと。
「自分の望む100点満点」よりも「皆が納得できる合格点」を導いてくれたことに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
ご賛同いただいた議員の方々、何度も話をしてくれた保護者のみなさん・・・
言うまでもなく、私たちだけでは到底成し得なかった結果です。

とはいえ、それによるデメリットももちろん発生します。
その情報提供とフォロー体制の充実は今後の課題です。

今回で決着したわけではなく、これからが始まり。
3歳児保育の定員、通園バスの運行体制、1園での地域連携、最後の卒園児へのフォロー体制など、やるべきことは山積みです。
より良い公立幼稚園のあり方を模索していきたいと考えてます。