退職手当債@9月議会
決算委員会が始まってます。
退職手当債は、職員の退職手当を支払うために組まれるローン。
一般的なローンは「将来的な受益」があるために、後年にわたって返済する理由が存在しましたが、この退職手当債は将来に受益がないどころか、利息が生じるために社会的な批判も多いものです。
(お金がないのに退職手当を払うなんて!という批判はごもっともですが、現行制度上どうしようもないので、それはさておきます)
そんな退職手当債は過去3年間発行されませんでした。
そして、そのローンが認められる期限も平成27年度までということで、このまま、この悪名高きローンに手を付けずに財政運営ができると思っていたのですが、国の方が期間を10年延長しました。
高石市もそれを受けて今年度予算化しています・・・orz
私が指摘したのは、黒字額を自由に使える基金(財政調整基金)に積み立てているにもかかわらず、退職手当債を発行し将来にツケを回すのは本末転倒であるということ。
自由に使える基金に積み立てるのであれば、その分を退職手当債発行に回さずに、退職手当基金に積み立てて将来の財政支出に備えるべき・・・と当たり前の経営感覚を訴えました。
「検討」という行政答弁でしたが、私なんかよりも経営感覚の鋭い現場の職員は共感してくれているハズ・・・ですよね?
少しづつでもいいから、「起債」から「基金」の流れを作りたい。