少人数学級の実現可能性について
教員不足が深刻だ。
学校は最低限の「先生の定数」は確保しないといけないので、「先生の質」が疎かになってしまう傾向に陥りやすい。
現場は、授業改善などで「先生の質」を高めようと検討しているが、上意下達が通用しにくい職員室では一朝一夕にはいかない。
そんな問題に拍車をかけているのが「少人数学級」だ。
少人数学級を導入すると、学級数が増え、教員も増やさないといけない。
しかし、上記のように「定数の確保」に傾けば、「質の確保」が難しくなる。
一概には決め付けられないことだが、少人数学級を導入すると質が担保されない人材がクラスを任されるというリスクに晒される。
少人数学級導入は、ここを抑えないといけない。
選挙前にも訴えたが「予算がつけば」という表面的な要因ではない。
少人数学級の目的は、児童の兆候(勉強の躓き、いじめの兆し、虐待の恐れなど)に気付くことのできる環境整備である。
そのために、頭をひねりながら質問原稿を書いている。
https://webronza.asahi.com/nat…/articles/2019050600002.html…