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新体制の構築に向けて

市長就任後、「たかいし新時代」の実現に向けた市役所の新体制を構築しています。

今議会では、主に2点。

  • 副市長について
  • 機構改革について

これを議案として上程し、いずれも全会一致(機構改革は委員会通過)で可決いただいています

◾️ 副市長について

1日も早く新体制に移行するために、10月からの着任予定となっていますが、その理由として…

①来年度の予算編成について

高石市への定住化促進による人口減少対策、健康維持のための医療制度の充実、少子高齢化対策など、できるだけ早く着手していく必要があるものばかりですが、これらの解決に向けてスムーズな移行を図るために令和6年度の予算編成時から関わっていく必要があります。

②危機管理について

6月の大雨、8月の台風や頻発しているゲリラ豪雨など、今までの想定を超える異常な気象が続いています。これらに対応していくためには、副市長交代による事務の間隙はあってはならず、警察・消防・自衛隊・消防団等との信頼関係という連携力を、現在の副市長から丁寧に引き継がれる必要があります。

③国庫補助金の申請について

新副市長の経歴から、大阪府はもとより各省庁にも信頼を得ており、その幅広い人脈を活用してもらい、全ての政策の基礎となる財政基盤の安定・強化のため、予算編成時からその経験値をフル活用いただきたいと考えています。

以上の3点からこのタイミングでの着任がベストだと考え、議案として提案させていただきました。

◾️ 機構改革について

施政方針で「人口減少問題への歯止め策と適応政策の同時展開し、将来世代に託せる縦糸を紡ぐこと」を進むべきビジョンとして位置付けました。

そのために必要な「攻め」と「守り」両面に強い組織づくりを目指して機構改革を作成しました。

主なポイントは、

【攻めー1】稼げる街

※稼ぐというのは利益追求ではなく、投資すべき財源を一定確保し持続可能性を高めるという性格のものです。

長年の懸案である旧市民会館・図書館の有効活用をはじめとする賑わいの創出やふるさと寄付の強化を図るために「まち未来戦略室」を新設します。

【攻めー2】DXの推進

自治体DXをより強力に推進するために総務部から総合政策部に編入し、管理的な業務から戦略的な任務へと組織内の位置付けを明確にします。

【攻めー3】都市空間の緑化

高石市の景観がブランドの一つとなるよう都市空間の緑化を推進するために、環境政策課を総務部から土木部に移設し、都市計画との連携を強めます。

【攻めー4】子育て

家庭への支援と母子保健との関係が密接に結びつき、切れ目のない支援を展開する必要があることから一元化を図る組織再編を行います。

【守りー1】危機管理

激甚化する自然災害への迅速な対応を図るため、危機管理課を総務部から総合政策課へ移設し、広報係との部内連携を強め、緊急時の情報発信体制の強化を図ります。

【守りー2】人事行政の質的変革を

人事課も総務部から総合政策部に編入し、量的拡大の時代から質的変革の時代へと高石市役所も意識改革を行うべく、一人一人の生産性・創造性を上げることを目的としています。

【守りー3】持続可能な公共施設を

経年劣化する公共施設はこのまま時が流れると、いつかは集約・統廃合せざるを得なくなります。そうなる前に、長寿命化の対策などの予防保全を計画的に行う必要があります。そのために、施設管理の担当課と財政課を部内連携させ、財源が裏打ちされた計画遂行を行います。

以上が主な点ですが、個別にはその他、適正かつ効率的な姿勢運営のため、組織の改変を行なっております。