給食の無償化について
昨日、教育委員会にて小中学校の給食無償化が2学期まで実施することが決定されました。
なぜ2学期までなのか?財源は?今後はずっと続くのか?などのお問い合わせにお答えしていきたいと思います。
■財源について
給食無償化に必要な財源は約2億円/年。
こども医療費助成を中学校3年生から高校3年生まで拡充するのに約3000万円/年かかり、その予算執行すら躊躇われていた状況を考えると、高石の財政状況で毎年2億円を一般財源(市の税収)で賄い続けるのは非常に困難です。
なら、なぜ今年はできたのか?というと、国からの臨時交付金が充当されているからです。
令和5年度における交付金は1億3700万円で、2学期までの給食無償化に必要なのは1億3500万円なので、そのほとんどを充てさせてもらうことで無償化が可能となりました。
■2学期以降は?
私の考えでは、3学期も引き続き無償化を実施してまいりたいと考えています。
ただ、財源をどう確保するかがポイントです。
それによっては、令和6年度以降に小学校と中学校の全てを無償化できなくなる可能性もありますし、無償化自体の打ち切りも決断しなくてはならないかも知れません。
また、上述したように、市税だけでは毎年2億円の支出は困難であることから、国からの交付金の行方にも影響されます。
この国からの交付金の目的は、物価高の克服が含まれていますので、物価高の影響が緩和されればなくなるかも知れません。
保護者の皆様には、「ずっと続きますよ!」と申し上げたいところですが、財源の問題や国の動向などにより「ずっと続くものではない」ということを、心苦しいながらもご理解くださいますようお願い申し上げます。
■保護者の皆様へのお願い
この交付金は、コロナ禍での経済対策や物価高の克服のために使ってくださいと国から言われています。
そこで、(可能な範囲で構いませんので)給食費の負担が軽くなった分の一部でも高石市内でお買い物していただければ、大変有り難いです。
もちろんお子様の教育費や将来への貯蓄など、使い方は自由です。
ただ、ネットショッピングや市外でお買い物される一部を高石市内で消費してくださることにより、経済が地域で循環し、地域の活性化につながります。
ご協力いただける方は、よろしくお願い申し上げます。
▼参考「みるみるたかいし」
https://miru-taka.com/