R7.9月議会① 〜保健福祉〜高石市保健医療センターの決算報告
R7.9月議会の主な内容①
〜保健福祉関連〜
高石市保健医療センターの決算報告
全体収支は約4,800万円の赤字となり、厳しい局面を迎えています。
主な要因は、
🔹 老人保健施設事業(きゃらの里)
利用率は90%を超え収支改善したものの、物価高騰の影響で約3,200万円の赤字。
🔹 診療センター事業
コロナ対策による臨時加算が終了。加えて医薬品・エネルギー費の高騰が重なり、約1,000万円の赤字。
🔹 母子健康センター事業
産後ケア事業は増加しましたが、助産件数が激減し約1,500万円の赤字。
一方、居宅介護や訪問介護などは黒字となりましたが、全体としては4,800万円の赤字決算です。
当該施設はこれまでも不採算診療科目の閉鎖など経営改善を進めてきましたが、まだ不十分です。
今後は、
✅ 運営コストの見直し
✅ 新たな利用者獲得策
✅ 施設の一部を多目的利用に転換
など、経営改革プランの策定と実行を視野に、財団とともに本腰を入れて取り組みます。
「指定管理者から例年と同じ報告文言に終始しているのではないか」という議員の指摘は、まさにご指摘通りで、経営改革をやり抜く姿勢を示さねばなりません。
なお、赤字補填に市民の税金は使っておらず、現在は繰越金で対応できています。
しかし、この状態が続けば施設の存続そのものが危ぶまれます。
「赤字になれば市が補填すればいい」という簡単な話ではありません。
市としても財団と意識を合わせ、経営改革をやり遂げる覚悟で臨みます。
