R7.9月議会⑤〜R6年度一般会計決算〜厳しい見通し
R7.9月議会⑤
〜R6年度の一般会計決算〜
これまでもタウンミーティングなどでお伝えしてきましたが、
市長就任後、財政シミュレーションを立てたところ、R7年度以降に赤字が続き、
R10年度には基金も底をついてしまうという厳しい見通しが出ました。
公債費が府内で最も多いこと、
公共事業が毎年府内平均より多いこと、
そしてこれから施設の修繕コストが大きくかかってくること。
この3つが大きな負担であり、どう乗り越えるかが今後の財政を左右する大きなポイントになります。
(借金の返済で大変なのに、借金も増えていき、家の修理などでコストが嵩むという財政構造)
そんな中、R6年度の決算は、シミュレーションでは「ほぼ収支均衡」の予定でしたが、結果としては8億円以上の黒字(実質収支)となりました。
市税は定額減税の影響で減収になったものの、国からの交付金の増や土地売却による財産収入などが大きな要因です。
ただし、この黒字は「その年特有の要因」によるもので、財政そのものが改善したわけではありません。厳しい状況に変わりはないことを、率直にお伝えしておきます。
一方で、ふるさと納税は前年度比260%と大きく伸びました。市を応援してくださる方がこれだけ増えたことは本当に心強く、今後の歳入確保の大きな支えになりそうです。
今回の黒字決算は、これから続く厳しい財政運営に少し光を与えてくれるものだと感じています。
改めて、議会・市民の皆さんのご理解とご協力に感謝申し上げます。
これからも「未来にツケを回さない」行財政運営を心がけてまいります。
