少子高齢化と社会保障
パスタはいいです。冷蔵庫の余った野菜たちを適当に入れると、美味しくなるので。
そんな戦力外通告された野菜たちで、キノコクリームのフェットチーネを作りました。
でも、余っているなめこは流石に入れることはできませんでした。
妻も喜んでくれますし、家庭環境にもいいです。
パスタはいいです。冷蔵庫と食費と家庭に優しい。
■ 少子高齢化と社会保障
昨日は、西宮に行ってきました。
高石でも作っていきたいなあ。
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LEAD VOICE 勉強会は今回で2度目。
日本の抱える問題 : ソフト面 モラルの低下
ハード面 外交と防衛 そして 少子高齢化と社会保障
だと、私は思っています。
そんなわけで、国政のこととはいえ、上のテーマは積極的に学び、その学びのもとで高石の在り方、政策の選び方・優先順位というものを考えるようにしています。
それが、私なりの大局観。
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以下、主な気付きです。
・少子高齢化問題の真の危機は、2075年。今はまだ山の入り口。
→ 高齢者1人を支える生産年齢人口 2015年:23人・・・2055年:1.3人・・・2075年:1人
・社会保障問題は、政治学・社会学・経済学に渡って考えていかなければならない。
・アメリカは低負担低福祉。社会保障は少ないが、65歳以上の半分が生活保護を受けている。
→ 結局、税負担が大きくなる。日本は中負担中福祉だが、段々とアメリカの社会保障に近付いていっている。
・670兆円あった年金積立金が現在では150兆円以下。
→ この差額の520兆円が、本当の意味での「消えた年金」
・日本の年金制度は、元々は積立方式(自分の掛金が将来の自分への給付額に)であった。
→ 制度発足当初の高齢者に少しの賦課をしていたものが拡大され、今ではすっかり賦課方式に。
→ 少子高齢化国家では、賦課方式(現役世代の掛金が高齢世代に渡る)は制度上もたない。
→ 段階的に、賦課方式から積立方式に戻していくべき。
→ その為に要する負担経費 : 約520兆円(年金分) 上の「消えた年金」と符合する。
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3年前ほどにも、この少子高齢化と社会保障問題には、触れておりました。
その時は、厚労省の方との勉強会でした。今回のと解決方策は違えど、問題指摘は同じでした。
私は、こう考えています。
社会保障 → 来年に合計特殊出生率が2.0を上回っても、その世代が生産年齢に達するには最低でも15年かかる。外国人労働者の門戸を少しずつ開けていかなければならない。(ベトナムなどから)
少子高齢化 → 子ども手当てや授業料無償化は養育費の助成であって、子どもを出産させるためのきっかけにはなっていない。実際、一人っ子の家庭は意外に少なく、2人、3人と出産している夫婦は多いというのが日本の出産事情。
問題の根幹は、非婚化・晩婚化。社会的自立・経済的自立ができていない若者が多くなってきている。私見では、恋愛下手な男女が非常に多くなっている。
行政やNPO法人で、仲人を手がけているところもある。昔の世話焼きの近所のオバチャンがいなくなっていることもあり、そういった取り組みも社会的に要請されていると、考えています。
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こんなことを学び、考え、実行しようと思うのは、市会議員の範囲外の仕事なんです。
私たちは、市民の税金で仕事をさせていただいているから、高石のことだけやればいい、というのが今まででした。
でも、もう、そんな時代じゃありません。
上にも書いているように、大局観をもって俯瞰して高石というまちを見なければいけません。
日本の問題は、高石の問題でもあって。高石の問題は、高石だけの問題ではないからです。
広い範囲に根を張って、アンテナを立てて、自分の活動領域を広げて深めてまいります。