笑中に刀あり
ただいま、高石市の第5次財政健全化計画のタウンミーティングが行われています。私は、日曜日の夜、デージードームにて出席させていただきましたが、入口で全労連や民主商工会さんなどで構成されている「安心してくらせるまちづくり高石」という団体が署名活動をされていました。
タイトルは、「健康保険制度の拡充を求める要望書」ということで、
1.国民健康保険料の引き上げ
2.子どもの医療費助成制度を中学卒業まで無償に 3.医療費一部負担金の免除制度の拡充 |
という誰もが「そりゃ結構なことじゃないか」というような内容。
結論からいうと、高石の保険料は高いです。高齢者世帯のかなりの負担になっています。でも、医療費も高いです。国保は、あくまで「保険」なので、医療費の財源は、皆さんの保険料です。お医者さんに行けば行くほど、医療費が高くなります、ひいては、保険料が高くなります。(※このブログもご参照ください。)
そして、彼らは一般会計からの法定外繰入をするべきと主張されてます。これは、保険料だけでなく、税金を注入するということです。つまり、国保ではなく、社会保険を支払っているサラリーマンの方々の「保険の二重払い」をするべき、ということなのです。
個人的には、少しばかりの法定外繰入をしなければ国保は保てないと思っています。
しかし、国保会計がそんなギリギリの状態で上のような要望が通るわけはありません。
何とか子どもの医療費を上げようと財源を捻出している状態であるにも関わらず、このような甘言を吐くということは、将来の子どもたちに必要となる財源を先食いするということなのです。だから、私は「子どもにツケを回さない!」という主張を唱えるのです。
目先の要望を実現するために、未来の財源を先食いした結果が、今の高石の財政状態なんです。同じ過ちを繰り返してなりません。
市民でも、団体でも、政治家でも、だれでもそうですが、政治的な活動をするのであれば、もう少しだけ勉強していただきたいと思います。私でよければ、いくらでも智慧はお貸ししますので。何なら、一緒に活動しますので。
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今回のタウンミーティングは今までと違って、職員の方が中心になって説明されていました。今までは市長が中心でした。
往々にして、職員というのは、市民に対して、過剰なぐらい説明下手です。専門用語や業界用語は飛び出るし、質問内容と答弁内容は食い違ったりします。
市長や議員が、職員より説明上手なのは当然のことなのです。それだけ、市民と接する機会が多いし、何より、自分の思いを説明できなければ当選は難しいですから。
だからといって、市長が中心になって説明しているタウンミーティングでは、いつまでも職員の成長につながりません。説明責任がますます求められている時代で、職員は市民に対しての説明力を養っていかなければなりません。
今回のタウンミーティングはその前進だとお汲み取りいただき、聞き苦しかった点はご容赦くださいませ。
雨の中にも関わらず、室内に入りきらないほどの市民の方にお越しいただきました。
関心をもっていただき、有難うございます。