またまた、どんでん返しの給食無償化
12月14日、教育委員会で給食無償化の実施が決まりました。
過去のブログをご覧の方は、「えっ?市長が出した再議で否決されたのでは?」と驚かれるかも知れません。
私も全く同じ驚きです。
▼過去の経緯
高志会「コロナ対策の交付金が消費喚起にばかり使われているから、その一部でも生活保障の給食無償化に回そう!」
→修正案 →可決!
市長「組織として予算を編成している。その予算を削減されるわけにはいかない。」
→再議 →否決…。
高志会「市長の権限だから仕方ないけど、市民に申し訳ないし、悔しい…」
数日後…
教育委員会「給食無償化やります!」
高志会「????????????」
教育委員会とはいえ、その予算編成権は市長にあります。
なので、市長がOKしないと給食無償化は実現しません。
この流れを素直に読み解くと、再議をしてもしなくても、結果はほぼ変わりません。
それどころか(少し難しい話になりますが)、私たちの修正案は「使い道を広げるために財源の裁量を与える」内容なので、市の持ち出しは少なくなる可能性が高いです。
しかし、市長再議で原案が可決されているということは、財源の裁量が少ないので、市の持ち出しに頼らざるを得ません。
こういう「議会提案を蹴って、行政主体でやりたい」という姿勢は、今回だけでなく子供医療費助成の対象拡充のときも、受動喫煙防止条例のときもありました。
高石市は、行政だけが動かしているわけではないので、もう少し譲り合って進めていければなぁと思います。
とはいえ、内容としては、「結果オーライ」です。
私たちや他の議員さんの無償化の要望や提案がなければ、給食無償化の話自体がテーブルに乗らなかったので、保護者や子供達にとってはプラスとなる結果を掴み取ることができました。
給食無償化は、3学期のあいだ、小中学校で実施となります。